暮らしづくりの施工例
趣味をとことん楽しむ茶室リフォーム
茶室リフォーム

趣味の焼き物が高じてお茶を始めたという施主様。客間として利用していたご自宅の和室を茶室に変える工事をご依頼いただきました。
一般的に茶道では淵のある畳を使用しますが、趣味の茶室としてもともとの琉球畳を活かした炉壇を設置しています。
この施工では電気炉のコードを見えないように床下に仕込み、既存のコンセント位置にスイッチを追加しました。スッキリとした見た目だけでなく炉側とコンセント側の両方から電源を切ることが出来、使い勝手と安全性に優れています。
ちなみに当店は原状復帰可能な賃貸向けの茶室リフォームも承っております。工事をご検討の際はお問い合わせフォームをご利用いただければ幸いです。
<工事情報>
| 施工日数 | 2日間 |
|---|---|
| 場所 | 戸建て和室(一階部分) |
| 内容 | 電気炉設置/電気工事/畳加工(電気炉施主様支給) |
[工事後]


入口から見たところ







電気炉のスイッチ部分
安全性が高い二か所スイッチを採用。電気炉のコードを床下に通して壁のコンセントにスイッチを設置しました。両方でオンオフが出来るので安全面にも配慮しています。
お茶をたてる際にコードが見えないので意匠的にも優れています。

炉のスイッチ

壁に付けたスイッチ
器と共に
ご自身で作られた茶碗や水差しでお茶を楽しんでおられます。


自作の茶器と今まで収集された骨董が並ぶ棚

香合
[工事の様子]

畳下板に穴を開ける

炉檀の受けを作る

電気炉をはめ込む。コードを床下に仕込み電気工事を行う。

撮影を兼ねて現場の勉強をしています。
[工事前]


若林大工の一言メモ

炉を切る場所が、大引という床を支える構造材にかからなかったので一日で終わりました。
もし、炉を切る場所が大引きにかかっていたら、大引きを切って、さらに補強をすることになるので一日では終わらないこともあります。
雅子の感想

工事前はテレビがあって一般的な和室でした。どんな風に変わるのかと思って楽しみに施工後に伺うと、みごとに茶室になっていて驚きました。撮影に間に合うように施主様が茶器を並べる棚をご用意してくださり、お茶と陶芸を思う存分楽しめる部屋にかわっていたのです。炉を切るだけなのに・・・といっても施主様のセンスのおかげなのですが、こんなにも雰囲気が変わるものだと嬉しくなりました。
好きな事を長く続けられて、趣味を楽しんで、そのことを嬉しそうに話してくださる施主様。私は布や紐が好きなので話を聞くのが楽しくて、ついつい長居してしまいました。
話の中で奥様が「楽しい時間が流れる部屋」とおっしゃられたのがとても印象に残っています。
私もお茶をいただきましたが、人を呼んだ時に手作りのものでおもてなしをするあたたかさが伝わって素晴らしいなと思いました。


撮影の帰りにお庭で話していると、小菊に囲まれた大黒様がいらっしゃいました。

