暮らしづくりの施工例
せっかくなら楽しもう!
お母さまの趣味と建築士である娘さんの挑戦を詰め込んだ木製サンルーム
大阪府
木製サンルーム増築
釘を1本も使わない木製サンルームをつくりました。 もとからあったアルミ製のベランダを撤去し、掃出し窓をそのまま使っているので、家の躯体は一切触らず増築しています。
目次
趣味と実益を理想化したサンルーム
リフォームのきっかけは
2世帯住宅の玄関が共有だったので、二階に専用玄関が欲しいという希望がリフォームのきっかけです。 施主様の要望を建築士の娘さんが聴き取り、出入りする場所だけではなく伝統工法を使ったサンルームを増築することになりました。
せっかくなら楽しもう
お母様の料理とお菓子づくりの腕、アンティークやインテリアが好きだったこと、人好きな性格、大学のすぐ側という立地。それらを踏まえて、このリフォームを期にせっかくならカフェを開こうといことになりました。
インテリアに合うしつらえ、カフェとして居心地の良い空間に、木の造りがもってこいだと木製サンルームが浮上したのです。せっかくなら伝統工法でつくりあげる本格的なものにしたい。 母娘の夢が広がるリフォームになりました。 伝統工法での建築ができる大工は少なく、ご依頼を頂きました。
ワカバヤシ工務店は神戸を中心に工事を行っていますが、伝統工法については全国へのご相談もお受けしております。
伝統工法
伝統工法とは木の特性を活かした日本古来の工法です。耐久性が高く地震にも強いという特長があり、神社仏閣をはじめとする伝統的な建物に用いられています。
LDKから繋がるもう一つのリビング
LDKから続くサンルームは3畳の大きさです。それほど大きくはありませんが、全面ガラスになっているので実際より広く感じるのが良いところ。 扉は部屋に馴染むようあえて古いものを付け、温かさと懐かしさを演出しています。蔵に入っていくようなワクワク感がなんともいえませんでした。
庭のエゴノキと借景で部屋全体に緑が入ってきます
扉は京都で買い求めたアンティーク
お客様の声
設計をした施主様の娘さんに感想を伺いました。
伝統工法で小さいながら素敵なサンルームを作ってくださった若林工務店さんに感謝です。自慢のサンルームなので、来られた友人には伝統工法の宣伝を14年経った今もやっています。
元々古い物が好きで食器など集めていたことから、アンティークを見ていただけるカフェを2年半やっていました。今は観葉植物のお世話と、ガーデニングを楽しんでいます。春にはシンボルツリーのエゴノキが満開になり、様々なお花が咲きます。
サンルームでコーヒーを飲みながら本を読んだり、昼寝をしたり。14年経っても建物の存在感は増しているように思います。 (母感想)
働いていた設計事務所を辞めてから、ご縁があって伝統工法で住宅を設計している建築家の先生に出会ったことがきっかけで、木製サンルームにつながっています。
建築はさまざまな『人』の『手』がなければいいものはできません。
若林棟梁の手仕事が感じられる小さいけれど『技』のつまった建築だと思っています。