暮らしづくりの施工例

 

マンションとは思えない、床の間も新たに作った立派な茶室リフォーム

ちょっと変わった工事

茶室

マンションの和室に茶室を造りました。6畳の和室を解体して新たに4畳半の小上がり和室と床の間を新設。炉壇は電熱器と炭を両方使えるようにスライド式になっています。設計は岩崎建築研究室です。

施工事例データ

場所 和室

内容 和室造作(床解体・床上げ・床の間新設他)・クロス貼替・建具(襖・障子)新調・畳新調・電気工事

日数 約3週間

設計 岩崎建築研究室

[工事後]

入口から見たところ

入口から見たところ

押入れ前から見たところ

押入れ前から見たところ

床の間に向かって正面から見たところ

床の間に向かって正面から見たところ

床の間を右手に見たところ

床の間を右手に見たところ

床の間を背に見たところ

床の間を背に見たところ

床の間を左手に見たところ

床の間を左手に見たところ

電熱器を入れた炉

電熱器を入れた炉

炉の中のコンセント

炉の中のコンセント

床下でスライドします

床下でスライドします

炭用の炉

炭用の炉

床の間

床の間

床柱は赤松皮付き丸太

床柱は赤松皮付き丸太

床框は北山丸太エクボ

床框は北山丸太エクボ

リビングから見たところ

リビングから見たところ

茶室の入口には亭主(茶事や茶会の主催者)が出入りするための踏み台(移動可)があります。

茶室の入口には亭主(茶事や茶会の主催者)が出入りするための踏み台(移動可)があります。

無双釘

無双釘

無双釘(使うときに引き出します)

無双釘(使うときに引き出します)

柳釘隅用

柳釘隅用

花生釘

花生釘。床柱に設置。

竹釘軸用

竹釘軸用

押入れの取手は和風短冊下がり

押入れの取手は和風短冊下がり

釜蛭釘

釜蛭釘

釣釜をつったところ

釣釜をつったところ

[工事前]

工事前の和室

工事前の和室

[工事中]

工事初日、岩崎設計士さんと打ち合わせ中

工事初日、岩崎設計士さんと打ち合わせ中

既存の床を解体撤去

既存の床を解体撤去

床を上げる工事開始

床を上げる工事開始

大引き(床を支える構造部分)設置

大引き(床を支える構造部分)設置

鋼鉄束(大引きを支える部材)設置

鋼鉄束(大引きを支える部材)設置

大引き設置後

大引き設置後

大引きの上に24mm合板を貼る。炉以外の開口部は床下収納用。

大引きの上に24mm合板を貼る。炉以外の開口部は床下収納用。

床下収納用の蓋をして床完成

床下収納用の蓋をして床完成

床柱設置

床柱設置

床の間完成

床の間造作終わり。クロスを貼って、床畳は入れば完成。

炉壇は電気炉と炭炉の二つ

炉壇は電気炉と炭炉の二つ

床下でスライドする炉壇

床下でスライドする炉壇

珪藻土壁紙の上から腰張り

珪藻土壁紙の上から腰張りを貼る

襖・障子・畳搬入

襖・障子・畳搬入

床柱に花生釘を打つ

床柱に花生釘を打つ

釜蛭釘を設置

釜蛭釘を設置

若林大工の一言メモ

 

茶道の先生から「マンションにお茶室を造りたい」とのご相談。設計士さんをご自身で探されて見学会にも行かれてから、工事をご依頼くださいました。

和室がない、あったとしても床の間のない和室が多くなっているので、この度の工事は大工冥利に尽きるものでした。和室に炉を切るには床下に一定の高さがないとできませんが、床を上げて小上がりにすることでマンションでも茶室を造ることは可能です。

茶道の世界は奥深く、花生けを掛ける釘の位置や向きにも決まりがあり大変勉強になりました。

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