お客様の声
インタビュー05
信用できるのはデメリットを話してくれる人
神戸市中央区在住 W様
工事内容:リビングドアの交換、キッチン入口開口部工事、洗濯機上の棚取付
リフォームしようと思ったきっかけを教えてください
8年前、マンションを買った当初からです。
リビングと洋室を繋ぐ開き扉がうっとうしかったんです。
コロナ禍で家にいる時間が長くなって特にそう感じている時に、リノベーションをされた家を見せてもらい、やっぱりリフォームしたい!と思いました。
雅子:そうだったんですね。扉の何がうっとうしかったのですか?
リビング側に扉が開くことです。開けていると通路の邪魔になるし、子どもが奥の部屋にいてもキッチンからは扉が視界を遮ってしまい見守ることもできません。扉の色もダークブラウンで圧迫感を感じていました。生活が出来ないわけではないので踏み切れませんでしたが、不満だらけですね(笑)
お困りポイント
・キッチンから個室が見えない
・メインの動線が狭い
■ワカバヤシ工務店に依頼頂いたいきさつを教えてください
友達の紹介です。
お願いするまでに色々ありました。若林さんで3件目です。
まず、3、4年前にリフォームを専門にしている会社の説明会に参加し、相談をしました。でも、その会社で提案された内容はけっこう大規模なもので、ピンポイントで困りごとを解消したいと思っている自分たちの意向とは違うなと感じました。
2件目は紹介です。友達に紹介してもらった建築士に見積を頼んだけれど、半年たっても返答が出ず話が進みませんでした。
うちがしたいリフォームはいったいどこに頼めばいいのかと思っていた時に、別の友達がワカバヤシ工務店はどうかと教えてくれました。インスタを見たら自分のしたい施工例は載ってなかったけれど、壁紙のセレクトなどセンスが良かったし、小さな工事もしてくれそうだと思いました。教えてくれた友達はセンスが良く、彼女の後押しもあり連絡が出来ました。
■ワカバヤシ工務店に決めた理由を教えてください。
リフォームは信用も合わせて買う。
私は何を買うにしてもデメリットを話してくれる人が信用できると思っているんです。
その点で、若林さんは信頼できました。メリットだけでなくデメリットも最初からきちんと説明してくださったからです。
どのメリットを選択するかデメリットを我慢できるか考えた時に、しっかりと情報を頂けたのでイメージしやすく、工事する箇所を精査できました。仮に想像以上のデメリットが出たとしても、しっかり話を聞いてもらい決めたので後悔はしないと思えました。
雅子:デメリットの説明について、具体的にはどんなことがありましたか?
扉の交換でいうと、引戸を戸袋に引き込むタイプを希望してましたが、今はあまり採用されない方法だとお話がありました。壁に厚みが出て窮屈感が出たり掃除が大変というのが理由だと教えてもらいました。見た目がスッキリしていいなと思っていたのですが、話を聞いてそこまで頑張ることじゃないと思い戸袋はやめました。
良いものを提案してもらうと工事が大きくなるのではないかと心配していました。でも、そうではなく日常で大切なことを考え提案してくれたことが自分たちに合っていてよかったです。
リフォームは定価もないし住んでいる家に知らない人が入るので、信用も合わせて買うものだと思います。せっかく工事した家がトラブルが起こって憎くなってしまうのは困りますから。家をさわるイコール高いというイメージでしたが、見積りは思ってたより安くて安心しました。
雅子:ありがとうございます。本当に必要な工事を提案するよう心掛けているので、そうおっしゃっていただけると嬉しいです。
■「自分たちのやりたいこと」と出てきていますが、どんな工事をしたかったのですか?
困っている箇所の解消です。
したかったことは、間取り変更や部屋全体を工事するような大規模なリノベーションではなく、困っている事を解消することでした。
一つ目は先ほど話した扉の交換です。
二つ目はキッチン工事。開口部を広げることとカウンターを10cm低くしたこと。
引っ越してきたときにキッチンの間口が狭くて冷蔵庫を入れる時大変だったことを見ていたので、冷蔵庫の買い替えを考えたらどうしても間口を広くしたかったんです。今の間口に合わせた冷蔵庫サイズは少ないと調べて知ったので、探すのはしんどいと思いました。
キッチンの中から見ると、カウンターの腰壁を低くしてドアを引戸にしたことで見通しと風通しが良くなり、子供たちは新しいドアを開け閉めしたいがために部屋を行き来するようになりました。
雅子:10cmの差は本当に大きいですね。動線だけでなく視界もかなり変わりましたよね。たかが10cmされど10cmです。他の人には理解できない悩み事はあります。冷蔵庫は10年に一度かそれ以上交換することはありません。それでも住まうご本人が大きな苦痛になっているなら取り除くに越したことはありません。ご夫妻の不安がなくなってよかったです。
三つめは洗濯機上の棚の取り付けです。同時に工事すれば予算があまり変わらないと聞いてびっくりしました。棚の壁紙は、もので隠れるからと言って何でもいいわけではなく、隙間からチラっと見えるのではっきりした柄を選びました。気持ちが上がるので(思い切った柄にして)良かったと思っています。
雅子:今回の工事は本当に賢く選択されたなぁと思っています。「漠然と綺麗にしたい」ではなく、優先順位やご自身の希望をちゃんと把握されていてすごいと思いました。
■理想のリフォーム内容になりましたか?
想定外のプラスαのリフォームができました。
工事のために移動したカウンター下の収納棚を、工事後戻さないことにしたんです。せっかく壁紙を新しくしたのでそこに家具を置かずすっきりしたいと思って。これを機に、モノを減らそうと断捨離を始めました。
あとは、DIYへの気持ちが芽生えました。今回ドアのペンキを家族で塗ったのですが、それが思ったより楽しくて。ドアを変えずにペンキを塗れると知りましたし、それなら自分たちで出来ると思いました。特に夫が意欲的になっています。
■ワカバヤシ工務店への要望はありますか?
お茶のタイミングが分からない(笑)
リフォームは初めてなので、お茶やお昼休憩などを、あらかじめ知らせてもらえると安心です。「いつだそう」「そもそも出さない?」など考えていました。
工程表などに書いてもらえるといいかもしれませんね。
雅子:お気遣いいただきありがとうございます。本当ですね。職人は仕事で何十件何百件と家へ訪問しますが、施主様にとっては生涯でそうそうあることではないですものね。不安に思われていることを解消していけるよう考えていきます。お伝えいただきありがとうございました。
■若林大工、雅子の印象を教えてください。
ご夫婦でうちのことを真剣に話してくれてる姿を見るのも安心材料の一つでした。
テキパキ作業されながら、知らない業界の話を聞けて面白かったです。
雅子さんは、同じ主婦目線で話を聞いてくれて、素人が話すことをかみ砕いて実際に工事してくれる人に伝えてくれたことはとてもよかったです。いきなり職人さんに話せないような女の人のざっくりした妄想を聞いてくれたことはとても助かりました。
■工事後気になったところはありますか?
強いて言えば、壁紙の隙間が気になります。
雅子:これですね。詳しいことは私ではお応えできないので持ち帰って大工に報告します。(後日連絡をし大工が伺うことになりました)
インタビューを終えて
奥様は日頃から優先順位を意識して生活されていることが、話を伺う中でよくわかりました。
今回で言えばキッチン入口です。やってもやらなくてもいい工事でしたが、ご家族にとっては大きな問題でした。そこをしっかりとお伝えいただけたので、満足頂けるプランが出来ました。
優先順位をはっきり示すことが、お客様にとって満足度の高いリフォームを行うポイントになると思います。
暮らしの工夫。奥様にお聞きしました。
一時的に必要なもの、使う期間が短いとわかっているものはレンタルと思って、メルカリやリサイクル品を購入しています。返却しないとというプレッシャーもないので気が楽なんです。不要になったものを出来るだけ家に置かないようにするため、使い終わったらすぐに手放すように心がけています。
またリサイクルショップに並んでいる商品で市場調査をしています。流行りのものが店頭にたくさん並んでいると「世の中の人は買ってもすぐに手放すものだ」そう思ってモノを買うときの指標にしているんです。
なるほど!そんな使い方があったとは!迷ったら一度リサイクルショップを覗いてみようと思いました。