ワカバヤシ工務店の歩みdemo
岡山から神戸へ
私は阪神淡路大震災を機に神戸に移り住みました。
岡山で大工一家の手ほどきを受け、伝統工法を身に付けるとともに1987年の独立を経て、仕事が軌道に乗ってきた頃のことです。
乾物屋を生業としているお客様の店で買い物をしていると「今にも倒れそうな長屋を何とかしてほしい」と修理を頼まれたのです。
その方は神戸在住の方でした。
話を聞くと、神戸では大工が不足し、依頼を受けてもらえなかったので岡山の知人に大工探しの相談に来ていたとのことでした。 私は事情を聞き、神戸へ向かうことにしました。
長屋が倒れそうだったのは、通し柱が折れて傾いているからでした。古い建物でしたので、倒壊すると法律上同じ広さの家を建てることはできません。
また、地主、家主、借主が別々と、複雑な事情がある物件で抜本的な解決も難しい状況でした。さらには予算の都合もあり、補強で解決を試みることになりました。
ひょんなことから震災復興に関わることとなった私は、この街をこのまま去ることができず再び駆け出しの身となり神戸に移り住むことを決意しました。
その後神戸で妻をめとり、この地に根を下ろし、外壁の修復や屋根の工事、傾きを直す工事などに明け暮れ、伝統工法を活かした施工を手掛け、気が付けば私は町の大工になっていました。
今ではこの町で育った息子が就職し、2020年には娘も社会に羽ばたきました。 これからも住まいを守りながら、神戸を中心にお付き合いを広げていきたいと考えております。
ウェブ制作という初めての経験
ウェブ制作という初めての経験
独立してから30年近くが経った2018年に、初めてウェブサイトを開設しました。きっかけは、私が大手不動産会社のクレーム処理の仕事を通じて気付いた「家のことで困ったとき、どこに相談すればいいかわからない!」とのお客様の声でした。
会社からの依頼で私は何百件ものお宅に伺いましたが、そのほとんどはクレームではなく、ただ助けを求めていただけなのです。
そして「この問題を解決するには、自分たちが『家の困りごとの相談窓口』として情報を発信していかなければ」と考えるようになり、サイトを作る決意をしました。
伝統工法と在来工法の新築、ありとあらゆる工法のリフォームや欠損箇所の修繕を行ってきた経験から、お客様の側に立った提案の努力をしてまいります。
ロゴマークについて
ウェブサイトを制作する際にロゴマークをつくりました。お客様の暮らしを支えたいという想いを込めています。
- 1.繊細な技術を提供する
- 2.お客様と向き合い組み合う
- 3.お客様の暮らしを支える
技術のアップデート
建築業界の進歩はすさまじく、どんどん新しい建材や手法が開発されています。
そのため、定期的に勉強会へ参加し新しい知識を習得しています。技術と知識の両方を常に更新し、様々な現場に対応できるよう心がけています。
ニュースレターの発行
2020年、ワカバヤシ工務店ではご縁をいただいたお客様へお届けするニュースレターを作り始めました。
私たちのことを覚えていただくために、私たちがどんな仕事をしているか書き留めています。そして、不慮の故障やセールスで後悔しないために、ちょっと役立つ豆知識などを記載していければと考えて作っています。
サイトでもバックナンバーを掲載しています。よろしければご覧ください。