ショールームにお供します
ショールームとは?
企業の商品やサービスなどを体験できる施設のことです。
日頃は画像や動画等でしか見られない商品を、実際に見たり触ったりできるのが特長です。
事前予約をすれば、アドバイザーが案内や見積もり作成をしてくれます。一般的に見学は無料なので気軽に足を運ぶことができます。
ショールーム見学の必要性
ショールームを見学する一番の利点は「使ってみたら自分に合わなかった」という失敗を減らせるところにあります。
紙面やモニターではわかりづらい色や質感、使い勝手などを実物で確認できるため想像と実生活とのギャップが小さくなります。
ショールームはどこにでもあるわけではありませんが、ワカバヤシ工務店では神戸という地の利を活かし、お客様の好みや体験を活かしたリフォーム計画を立てています。
目次
- ▹ お客様の不安を雅子が吹き飛ばします
- ▹ ショールームのいいところ
- ▹ ショールームのまわり方
- ▹ ショールームはこんなところ
- ▹ レポート:お客様と行ってきました
- ▹ レポート:こんなショールームもあります
- ▹ まとめ
- ▹ 案内人紹介
- ・受付が仰々しくて入りづらい
- ・営業が付きっ切りで、ゆっくり見られなさそう
- ・本音を言いにくい
- ・一人で行くのは不安
- ・購入が決まってないのに時間を割かせるのは気が引ける
メーカーは快適な暮らしの心強い味方です。当店の雅子はお客様とメーカーとの橋渡し的な存在としてお供しています。
時にはお客様の後ろに、時には前に立ってアシストします。
優先順位がつく
自分にとって大切なことが何か分かってくるので、どれにするか絞り込みやすくなる。
自分の好きを見つける
キッチンのカウンターと扉の面材の組み合わせなど、実物のパネルで組合せながら自分の好みを見つけられる。
専属アドバイザーがつく
カタログやホームページではわかりにくい仕様を説明してもらえる。
細かい箇所をチェック
排水溝や換気扇の内部、また浴槽にもたれた時の感覚などを確認できる。
他社と比べやすい
ひとつのプランが決まれば他社で同等グレードの案内をしてもらえるので比較しやすい。
未来のリフォームにも
今すぐではないリフォームの見積もりも作成してくれる。
\ 逆に注意する点も /
- 広い空間で見るので、実際よりも小さく感じてしまう
→ 家に入れたら圧迫感がすごかったなどないように注意しましょう。 - グレードの高い商品を見てしまうとどんどん予算が高くなる!
→ 絶対に譲れないコトとそうではないコトをメモしておきましょう。後々役に立ちます。 - たくさんの情報量に疲れてしまう
→ 無理のないスケジュールを組みましょう。 - 商品のサイクルが早い
→ 新商品が随時登場するので、新しいものを求めるとキリがない。 - 価格上昇
→ 価格上昇で、数か月で見積もり価格が該当しないことも多々ある。
ショールームのまわり方
ワカバヤシ工務店ではお客様からお聞きしたご要望を先にメーカーへ送ります。これによりスムーズに見学できるようになります。
その他に用意するとよいものまとめました。
|前日までの準備
- ・希望を書き出す
- ・現状の困っていることを書き出す
・現状の好きなことを書き出す - ・家電製品の寸法やコンセントの数
・好みのインテリアの写真や画像を集める
|当日の持ち物
見学時にあったら便利なもの
- ・メモ帳
- ・メジャー
- ・カメラ(スマホ)
- ・歩きやすく脱ぎ履きしやすい靴(浴槽に入るときに脱ぐことがある)
・普段使っているスリッパ(高さを確認するため) - 家の中では基本的にスリッパや素足なので、高さのイメージをつかむためにもヒールではなく底の低い靴をお勧めします。
|いざ、ショールームへ
自由見学と予約見学
ショールームは予約なしで回る自由見学と、アドバイザーさんの案内と見積もり作成ができる予約見学があります。状況により使い分けをしています。
自由見学 |
予約見学 |
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予約の要否 | 不要 | 必要 |
時間 | 制限なし | 約30-60分 ※メーカーやパーツによる |
アドバイザーの付き添い | 無し ※スタッフが空いていれば説明を聞くことも可能 |
有り ※好みと予算をヒアリングの上案内をしてくれる |
見積もり作成 | 無し | 有り(無料) |
メリット |
・自分のペースで見学できる ・思いついた時にいける |
・聞かないと分からないような機能や他商品との違いを説明してくれる ・価格を出してくれるので具体的なプランをイメージしやすい |
デメリット |
・設備などは価格表示されているものの、組合せ次第で大幅に変わるため、予算の目安にしにくい ・質問したくても空いているスタッフがいなければ聞けない |
・プランを立てるのにパーツを確認するため、ショールーム内を歩き回る ・時間が決まっている※予約時間以降の自由見学は可能 ・土日は予約が取りづらい |
駐車券(神戸HDCの場合) | 無し | 有り |
こんな時に向いている | 2回目以降の確認 | リフォーム計画のはじめ |
迷ったら一番好きを選ぶ
ショールームへ行くと、最新の設備が並び便利機能やオシャレさにびっくりする方が多くいらっしゃいます。
好きなもの便利そうなものを思いのままに選んでいくと予算が心配になる方が多いのも事実。そういった時は、「全部一番好きなパーツ」をお選びでいただいております。
それを元に見積もりを作成し、予算や優先順位を考えながら調整します。
一緒にワクワクするリフォームを進めましょう。
メモをとろう
時間と共に記憶は薄れます。現地で「これが好き!」と思って家へ帰ると「あれ?どれだったかな?」と混乱することもあるのでポイントをメモしていきましょう。優先度の高さを書いていくのもオススメです。
メモの例↓
◎外せない!
〇できれば
△どっちでもいい
主に活用しているショールーム
ワカバヤシ工務店では地の利を利用して神戸・大阪のショールームを活用しています。
神戸 |
大阪 |
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住宅設備 |
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食洗器・洗濯機 | ・Miele Experience Center神戸(ミーレ直営店) | |
壁紙 |
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インテリアパーツ |
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ショールームはこんなところ
今回はHDC神戸で写真撮影をさせていただきました。[撮影協力:TOTO、タカラスタンダード、リクシル、クリナップ]
色んなアイテムがとにかくたくさん並んでいる
高さを比べられる
触って体感できる
機能がわかる展示
水の流れや汚れの付きにくさを体験できるコーナー
サイズ感がよくわかる展示方法
素材や容量の違いが一目瞭然
インテリアや収納のアイデアが詰まっている
一部屋をまるごと切り取ったようなタイプの展示もあり、設備選びだけではなく、インテリアや収納のヒントも詰まっています。
好きな組み合わせを見つける
キッチンボード、天板、引き出しパネルを組み合わせる
お風呂の模型。壁、浴槽、床の色合わせがイメージしやすくなります。
各社独自商品がわかる
換気扇(クリナップ)
きれい除菌水(TOTO)
調湿機能壁材エコカラット(リクシル)
磁石が付くマグネットワウォール(タカラスタンダード)
嬉しいサービス
<ドリンクサーバー>
疲れたら一息つきましょう。
<ロッカー>
身軽に見学できるようロッカーがあります。
<キッズコーナー>
ほとんどのメーカーにキッズコーナーがあり、家族そろって出かけられます。
スリッパがあるところも
スリッパを用意してくれているメーカーもあります。
家の中では裸足かスリッパの方が大半。だからスリッパでキッチンの前に立って高さを感じ取りましょう。ペタンコ靴やいつも使っているスリッパを持参するのもおすすめです。
打ち合わせや休憩のスペースがある
アドバイザーさんとの打ち合わせや、お茶を飲みながらカタログを見ることができます。
※テーブルコーナーは予約優先なので、週末など混雑時は使えない時もあります。
レポート01
実際にどんな様子で回っているか、お客様との見学の様子を紹介します。
キッチン&お風呂リフォーム検討中のお客様と
神戸のHDCに行ってきました
神戸駅からすぐの場所にあるHDC神戸(ハウジング・デザイン・センター)は、メーカーやインテリア、家具や不動産などが集まった住まいづくりの総合施設。設備メーカーのクリナップ、タカラスタンダード、TOTO、リクシル(五十音順)などが入っています。
「せっかく行くのなら」と何社かご希望されるお客様が大多数です。ですが、たくさんの情報を一度に受け取った結果どれがどの情報か分からなくなりドッと疲れてしまうことがあります。しかもけっこう歩き回るので、慣れていない方には初回は2社をお勧めしています。元気があればその後自由見学をしています。
今回レポートを快諾してくださったお客様は2回目の見学。今日はリクシルとタカラスタンダードを回ります。前回はTOTO1社をゆっくり見ました。
HDCのエントランスを入ると広い吹き抜けが。地下にあるリクシル前にはテーブルもあって待ち合わせには困りません。
今回はリクシル前で待ち合わせをしました。
1.受付&ヒアリング
担当のアドバイザーさんと挨拶をするとまず案内されたのはテーブルです。
予約時に送った希望内容を確認します。データにはない好みやどんなことが気になるかなどヒアリングをしてくださいました。今の想いを色々お話して見学に入ります。
見学に回る前に、ロッカーへ必要のない荷物を預けます。
※他のお客様とスタッフを写さないことを確認して撮影させていただきました。
2.案内 お風呂
回る順番は特に決まっていませんが、この時は他の方がキッチンを見ていたのでお風呂から先に見ていきました。
横に並んだバスルームの数はなんと6室!サイズや湯船の種類、浴室の雰囲気などそれぞれ異なり、行ったり来たりしながら「ここはコレが好き」「これはココが好き」など、触れながら自分の好みを探していきます。
湯船では「あ!これが好き」って、入った瞬間にお客様の声が。入り心地(座り心地)は、カタログや写真だけでは感じ取れない部分なので、ぜひ一つずつ確かめて頂きたい点です。簡単に取り外せる棚は掃除がとても楽にできると感じました。
続いて水の流れや汚れの付きにくさがよくわかる小さな実験コーナー。
床材にマーカーで落書き。水でどれだけ落ちるか実験してみました。
20分ほどかけて各バスルームを見終わると、一度テーブルへ。
次は壁と浴槽を選ぶのですが、ここでカワイイ模型が登場します。
好みの色をチョイスしながら小さなお風呂を作っていきます。これがとてもイメージしやすくて私の好きなところです。
アドバイザーさんが色のもつ特徴や、パネルの性質など、好み以外の情報をヒントとして出してくださいました。それを元に、明るい空間にしたい。掃除が楽な方がいい。という点から白系を選ばれました。
(後日ご主人も一緒に自由見学し、色を変更しました。確認のための2回目見学もいいですね。)
たくさんのパネルを見ながら好みを絞っていきます。白系だけでも何種類もあるので正直迷います。
手すりと湯船は好きなものを選び、こだわりが少ない壁面はグレードの低いシンプルなものに。こうして自分の中の優先順位をつけていきます。
3.案内 キッチン
次はキッチンです。7台のキッチンが展示されていました。全てをゆっくり見ていては時間が足りなくなるので、特徴を押さえながら各ラインアップを見ていきます。
一通り見ると興味や必要の有無がわかってくるので、候補を絞りさらに詳しい説明をしてくれます。
換気扇の紹介の時には「このグレード以上はお手入れが楽で便利ですよ。上位グレードはさらに掃除回数が減ったりしますがそこまでしなくてもいいと思います。」と説明くださいました。予算や性格、好みを考慮して案内してくれるのは頼もしいです。
キッチンは選ぶパーツが多いので、どこに重点を置くかもポイントのひとつ。
例えば、今回気になったのは斜めに傾く扉です。少しの力で開いて手前のものをパッと取り出せるというリクシルだけの構造。これがドストライクで一緒に何回も開け閉めしていました(笑)
「深い鍋をお持ちなら中段を無しにもできますよ」と、聞く前にお話ししてくれる担当さん。「あ!そう!うち深いの置きたいからそれが出来るならそうしたい」と、話が盛り上がりました。
水栓は形や水の出方だけでなく浄水カートリッジの交換期間も確認しながら一番自分に合うものを決めていきます。
最近はタッチレスの方法にも様々な仕様が出ていて進化を実感します。
キッチンボードと天板、引き出しパネルを組み合わせてたら、キッチンの形をくり抜いた定規のようなものがありました。これをあてると全体の色イメージがつかみやすい!色んな工夫にあふれていておもしろいです。
こちらはスパイスなどを収納できる上棚。天板にモノを少なく清潔に使えます。背の低い方にも上棚が使いやすくなります。
機能性シンク。野菜を洗う・水切り・茹でこぼしなどシンクの中で下ごしらえが出来て便利。調理台としても使え、作業スペース拡大になるので狭いキッチンでも大きいシンクを選べるというメリットが生まれます。
キッチンとお揃いの背面収納の展示も豊富です。 両方を揃える方は少ないですが、背面収納を家具屋さんで選ばれる方が参考にされる方は多いです。
4.終了
こうして質問しながら一つひとつパーツを選んでいき見学は終了です。
オプションの価格などはその場で聞くと教えてくれますが、全体の見積りは後日メールもしくは郵送となります。
この後は、タカラスタンダードに行きました。耐久性に優れたホーローキッチンとマグネットで開け閉めできる換気扇カバーが気になりました。
お客様の感想
ショールームに伺って、ご同行頂いた場合と頂かない場合(想像になりますが)の印象になりますが、装備(食洗機等)つけたいと希望は持っておりましたが装備のランクが想像以上に細かくあり、取り敢えずでも素人が決めるのは大変だと思いました。
プロの方が一緒に考えてくださり価格を高めに設定して後から考え直すと良い等アドバイスを頂きながら選べました。その点、大変助かりました。
ショールームはMAX美しく仕上げてらっしゃるので現実の自分の家にどう合わせていくか、予算と希望を何処で折り合いをつけるか冷静に見極めていくのが大事だなと感じました。
レポート02
お気に入りの空間作りを求めて
家具と金物の上手工作所へ
自分好みの空間が出来たら、そこに何を置くかもこだわりたいもの。家具と金物に魅了される上手工作所さんへは何度も足を運んでいます。
無垢材と鉄の組み合わせが美しいテーブルや真鍮の表札など、オリジナル家具が並ぶ素敵な店内です。
ワカバヤシ工務店が主催する「暮らしのえんそく」でも訪れました。木の産地による違いや家具のこだわりなど詳しく教えてくださいます。鉄好きばかりだったので、食い入るように話を聞いていました。
ネジが見えていても美しく見えるよう作られたオリジナルのマイナスネジをはじめ、取っ手やノブなどの小物の販売コーナーも充実しています。
お客様が店舗のドアに選ばれた真鍮のノブ。ここでもマイナスネジが効いています。
まとめ
ショールームは、リフォームしたい人の心強い味方になってくれる場所です。
メーカーが工夫を凝らして商品をわかりやすく展示、アドバイスもしてくれます。大掛かりなものだけではなく、トイレだけ、洗面化粧台だけの交換にもおすすめです。
私自身、お客様と何度もご同行するたびに新しい発見があり勉強させていただいています。お客様によって好みや気になる点が違って、それぞれの方の特徴を次のお客様の参考になるようにストックしています。
たくさんの商品を見て、迷ってしまうことも多いですが、そういう時はだいたい第一印象が良かったものに戻られることをおすすめしています。リフォームで叶えたいことはなんだったかを振り返ってもらうと、希望に近いものに出会えるように思います。
メーカーのキャンペーンを上手に活用
各メーカー毎に不定期ですがキャンペーンを行っています。補助金とは別にかしこくリフォームが出来るチャンス。ワカバヤシ工務店ではご希望のお客様にキャンペーン情報をお伝えしています。
案内人紹介
若林雅子
お客様の悩みごとを一緒に考える相談係のような存在。
5年程前までは事務専門だったのですが、ある時「男性一人で来られるのは不安」とのお客様の声がきっかけで現場調査に若林大工と一緒に行くようになり、今ではお客様とたくさんお会いし現場へ立つようになりました。
なまじプロではない私が出来ることは「使う立場」の意識が根付いていること。ショールーム見学では提供する側ではなく利用する立場としてアドバイザーさんに質問したり、お客様の気持ちを代弁したり、メーカーさんとの橋渡しになれればいいなと考えています。家のことに詳しい主婦が誰かの役に立てていることが本当に嬉しいです。
一緒にワクワクするリフォームを進めましょう。