壁に下地があれば好きな場所に棚をつけられますよ

壁に棚をつけてほしい。
ここにフックをつけたい。
廊下に手すりをつけてもらいたい。
などなど。
プロが施工するのだからそれほど難しくはないだろうと思われるかもしれません。ですが現場で確認しなければ、どうにもならない問題があります。

それはそこに「下地材(下地)」があるかどうかです。

下地材とは、建物を支えるとともに耐久性や耐熱性、透湿性、遮音性などを高めるための部材です。

一般に壁紙の下は石膏ボード(プラスターボード)が貼ってあり、その下に下地材です。下地材にビス止めをすることは可能ですが、木と木の間の石膏ボードにはビス止めはできません。できたとしても外れやすい状態です。つけたい箇所がちょうど下地材のあるところであれば問題ありませんが、そうでない場合はひと工夫必要です。

リフォーム工事では、前もって大工さんに要望を伝えておくことが大切です。例えば壁紙を貼り替える際に大工さんが「フックを付けたい」「棚を付けたい」などの要望を把握していれば、それに合わせて下地材を仕込む施工ができ、ビス止めが可能な範囲が増え、アレンジができるようになります。

その一例を紹介します。

写真はキッチンの流し台と冷蔵庫との境の壁です。
「キッチンツールを収納するためのレールやマグネットをつけたい」との要望に合わせて、ビス止めができるように必要な箇所に合板を貼っています。
合板の下地材を入れる前

合板の下地材を入れた後

下地材を入れた後にキッチンパネルを貼り、その後下地材のある所にマグネットを取り付けました。

壁紙やキッチンパネルなど仕上げ材を貼る前であれば柔軟に対応できることもあるので、あらかじめ壁に何かをつけたい時は大工さんに下地を入れてもらえるか聞いてみてください。壁紙を貼った後からではせっかく仕上げた壁紙をめくって下地を入れ直す費用がもったいないです。

ところで市販品に「ボードアンカー」という直接ネジを締められない箇所に部品を組みつけたいときに使う部品がありますが、お奨めできません。確かにこれを使って棚をつけることはできますが、下地材でないところに打ち付けていると長く使っていくうちに棚がボードアンカーごと落ちてしまうことがあり危険です。そのため大手工務店では推奨していないところもあります。

ワカバヤシ工務店では大工が現場で直接お客様に、下地材を入れた方が良いかどうかをお聞きするようにしています。

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