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家の事務所さんのご依頼で古民家再生の現場にお手伝いに行きました。
使える梁や柱などはそのままで補強していきます。
壁は土壁でその下地は竹小舞(たけこまい)。細く割いた竹を棕櫚(しゅろ)縄で編んでいます。
今では石膏ボードの普及や職人の減少で土壁は少なくなっていますが、高温多湿な日本の風土に最適で、また耐火性、耐震性、断熱性、調湿性、遮音性に優れているのも土壁です。
床は断熱材を入れて無垢の杉のフローリングを敷きました。
約10日間程のお手伝いはここまででした。完成後、2階部分は賃貸にされるかもとのお話でした。
古民家はシックハウスやアトピーの原因物質を含む新建材が使われていないため健康住宅として古民家再生や移築はこれからも需要があるのではないでしょうか。